年末の風物詩といえば、その年の顔とも言えるアーティストが白組と紅組に分かれて歌を披露し、番組を盛り上げる「紅白歌合戦」ですよね。
そんな大変な賑わいを見せる、年に1度の大祭典ですが、アニメファンの間ではその年に話題となったアニソンが歌われる「アニメ枠」が注目されています。
紅白歌合戦の”アニメ枠”とは
紅白歌合戦の「アニメ枠」とは、その年に話題となったアニメの主題歌などのアニソンを歌う出演枠を言います。
アニメ枠のはじまりは2009年に出演した声優出身の水樹奈々と言う説が有力で、それ以降、様々なアーティストによるアニソンが歌われるようになりました。
紅白の「アニメ枠」では、その年に広く話題になったアニソンが歌われる年もありますが、アニメファンにしか分からないような曲が歌われる年も。
そのため「アニメ枠」を楽しみにしているアニメファンも多いのです。
【2023】紅白で歌唱予定のアニソン&歌手
ついに2023年の紅白出場者が決定!
2023年に紅白出場が決定している歌手の中で、アニメに関連する曲を歌ったアーティストたちを見ていきましょう。
YOASOBI
YOASOBIは「小説を音楽にする」という、ユニークなコンセプトを持った音楽ユニットです。
これまでにも数多くのヒット曲、話題曲を発表しているユニットで、紅白歌合戦には今年で3回目の出場となります。
そんな今大注目の2人が手掛ける、2023年放送のアニメの主題歌がこちら。
どれも2023年を代表するような、素敵な楽曲なのでまだ聴いたことない人はチェックしてみてくださいね。
milet
パワフルなハスキーボイスが圧倒的な存在を放つmilet。
2019年のメジャーデビュー以降、アニメ関連曲を多数発表している人気シンガーソングライターです。
2023年にも「葬送のフリーレン」のED主題歌「Anytime Anywhere」、同作の初回ED曲「bliss」など話題作のアニソンを発表。
また、MAN WITH A MISSIONとのコラボ作品として「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」のOP曲「絆ノ奇跡」、ED曲「コイコガレ」も発表していますよ。
4年連続、4回目の出場となる2023年の紅白歌合戦。
アニソンファンはもちろん、音楽好きも大注目の素敵なパフォーマンスを披露してくれるでしょう。
Ado
Adoは「うっせぇわ」で衝撃のデビューを飾った、今大注目の実力派シンガーです。
2022年には「ONE PIECE FILM RED」のウタとして紅白に出場していましたが、Ado名義では2023年の紅白が初出場となります。
そんな彼女が2023年にリリースしたアニソンが「SPY×FAMILY」第2期の主題歌「クラクラ」です。
こちらは、編曲と演奏を「カウボーイビバップ」のテーマ「Tank!」でも有名な菅野よう子×SEATBELTS、作詞作曲を気鋭のクリエイターmeiyoが手掛ける話題曲。
テンションが上がる素敵な1曲に仕上げられているので、気になる人はぜひ聴いてみてくださいね。
ano
チェンソーマンのED「ちゅ、多様性。」が話題となり、注目を集めているアーティストがanoです。
2023年にリリースしたアニソンは、クリープパイプの尾崎世界観が作詞作曲を担当した「普変」。
こちらは、サンリオの人気キャラクター・クロミが活躍するWebアニメ「KUROMI’S PRETTY JOURNEY」の主題歌となっています。
個性的なキャラが紅白でどう炸裂するのか、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、紅白当日の活躍にも注目が集まっているアーティストです。
すとぷり
「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season2」のOP「Accelerate」や「Re:STARS ~未来へ繋ぐ2つのきらぼし~」の主題歌「Re☆STARt」を歌っているのが、すとぷりです。
YouTubeを中心に活躍するエンタメユニットで、楽曲配信や生放送、ライブなど幅広く活動しています。
お話し会やライブのみ顔出し、それ以外はイラストキャラクターで活動しているのも特徴の1つ。
王道のアイドルポップが楽しめる素敵なアーティストなので、アイドル好きは要チェックです。
緑黄色社会
2022年には日本武道館公演と紅白出場の両方を果たすなど、目覚ましい活躍を見せる4人組バンドが緑黄色社会です。
ボーカルのクリアでパワフルな歌声と確かな演奏力が人気のバンドで、今までにも多数のタイアップ曲を発表しています。
アニメとのタイアップもいくつか発表しており、2023年にも話題作「薬屋のひとりごと」のOP曲として「花になって」を書き下ろしていますよ。
2回目の出場となる今回、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目が集まっているバンドです。
NiziU
NiziUは、ソニーミュージック×JPYの合同オーディションプロジェクトより誕生したガールズグループです。
ドラマ主題歌やCMソングのイメージが強いグループですが、2023年の3月には「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」の「Paradise」を発表していますよ。
こちらは人気グループ・Stray Kidsのメンバーがプロデュース、作曲した優しいバラードナンバー。
思わず泣ける素敵な楽曲なので、感動するバラードが聴きたい人はぜひ聴いてみてくださいね。
Perfume
中田ヤスタカが手掛けるハイクオリティな楽曲と、ハイレベルなパフォーマンスが人気のグループがPerfumeです。
幅広い世代から支持されている人気グループで、紅白は今年で16回目の出場となります。
そんな彼女たちが2023年に発表したアニソンが「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」の主題歌「すみっコディスコ」。
この曲のシティポップやディスコを感じさせるおしゃれなサウンドと、可愛らしい歌声は多くの人を魅了しました。
Official髭男dism
Official髭男dismはさまざまなジャンルをルーツとした、ポップかつ個性的なサウンドが人気のバンドです。
タイアップ曲や話題曲を多数リリースしているバンドで、今年も「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」のOP「ホワイトノイズ」を発表しています。
また、2023年12月22日公開のアニメ映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」の主題歌として「SOULSOUP」を提供することも決まっていますよ。
4回目となる今回の紅白。
どんなパフォーマンスを披露してくれるのか、多くの音楽ファンから注目されている人気バンドです。
キタニタツヤ
ボカロPとしての活躍を経て、今ではシンガーソングライターや演奏サポート、作曲家としても活躍する人気アーティストがキタニタツヤです。
バツグンのソングライティングセンスと表情豊かな歌声が魅力のアーティストで、今年が初の紅白出場になります。
彼が2023年に発表したアニソンは、「呪術廻戦 懐玉・玉折」のOP「青のすみか」。
そのストーリーにマッチした切ない歌詞と、爽快なサウンドが多くのアニソン好きを魅了しました。
紅白当日も呪術ファンが楽しめるような、素敵なステージが予想されるのでファンの人はぜひ放送をチェックしてみてくださいね。
10-FEET
「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌「第ゼロ感」を歌っているのが3人組のロックバンド・10-FEETです。
幅広い音楽のエッセンスを取り入れた、爽快なロックサウンドが人気のバンドで、結成から26年目を迎える2023年、ついに初の紅白出場を果たします。
圧倒的なライブパフォーマンスが楽しめるのも、このバンドの魅力の1つ。
映画を観た人はもちろん、ロック好きも楽しめるアツいパフォーマンスを繰り広げてくれるでしょう。
MAN WITH A MISSION
MAN WITH A MISSIONは頭がオオカミ、身体が人間という個性的なルックスと、ヘヴィなサウンドが人気のバンドです。
2010年より活動しているバンドで、今年が初の紅白出場となります。
タイアップ曲を多数手掛けていることでも有名で、2023年にはmiletとのコラボ名義で「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」のOP「絆ノ奇跡」、ED「コイコガレ」を発表していますよ。
miletとのコラボ曲は披露されるのか、バンド単体の曲は演奏されるのか、当日の放送に注目が集まっているバンドです。
紅白で歌われた歴代アニソン集【2020~2022】
続いては2020年~2022年に歌われた楽曲をチェックしていきましょう。
これまでにも名曲が沢山登場していましたが、最近の回ではその年に話題となったフレッシュな作品、過去の名曲といったバラエティ豊かな曲が披露されていますよ。
次は、紅白で歌われた歴代アニソン集2020年~2022年編を紹介します。
紅蓮華・炎 / LiSA(2020)
LiSAが2020年の紅白で歌ったアニソンが、アニメ第1期のOP主題歌「紅蓮華」と劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎」です。
この2曲は「『鬼滅の刃』紅白SPメドレー」として、特別編集されたアニメ映像と共にメドレー形式で披露されています。
「紅蓮華」はキャラクターをイメージした和風の衣装、「炎」では曲のイメージにピッタリのロングドレスで歌うなど、衣装にもこだわられた素晴らしいパフォーマンスでした。
限界突破×サバイバー / 氷川きよし(2020)
氷川きよしは2019年の紅白に引き続き、2020年も「限界突破×サバイバー」を披露しました。
前回はメドレーとしての披露でしたが今回は単独披露ということもあり、より曲のロックで力強い雰囲気が際立ったステージ。
強大な敵と戦うなかで限界を突破した主人公・孫悟空をイメージさせるパワフルなステージングと歌唱、紅白を意識した衣装チェンジはまさに圧巻です。
明け星・炎 / LiSA(2021)
3年連続の出場を果たしたLiSAは、2021年の紅白でも鬼滅の刃に関連したアニソンを披露しました。
歌った曲は合計2曲で、トップバッターとして登場した際はダークでヘヴィなサウンドが印象的なテレビアニメ版「無限列車編」のOP「明け星」。
後半のスタートを飾る企画「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」では、アニソンの名バラード「炎」を披露しています。
テレビアニメ版「無限列車編」の最終回と、続編スタートが重なる時期でもあったため、興奮しながら聴いていたという人も多いのではないでしょうか?
残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子(2021)
2021年の紅白の企画「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」で披露されたアニソンが、高橋洋子の有名曲「残酷な天使のテーゼ」です。
2021年は劇場版4部作の完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開された年でした。
さらに「残酷な天使のテーゼ」が紅白初披露ということもあり、出演発表の直後からアニソンファンを中心に話題になりました。
さらに、本番のステージでもエヴァの名シーンをイメージさせる演出や、劇場版の映像が流れるなど、ファンにはたまらない演出が盛りだくさん。
高橋洋子のパワフルなパフォーマンスが印象的な、エヴァイヤーの締めくくりにピッタリのステージでした。
U / millennium parade × Belle(2021)
アニメ映画「竜とそばかすの姫」の主題歌「U」も、2021年の紅白で披露されました。
こちらは、Kin Gnuの常田大希のソロプロジェクトmillennium paradeと、主人公・ベル役の中村佳穂のコラボ作品。
エキゾチックなメロディと、現代的なサウンドが印象的な楽曲で、紅白のステージでもその魅力を存分に活かしたパフォーマンスが繰り広げられました。
常田大希がチェロを弾く、レアな姿も話題となったパフォーマンスです。
新時代 / ウタ-CV:名塚佳織|歌唱:Ado-(2022)
大人気漫画「ONE PIECE」の新作映画として公開された「ONE PIECE FILM RED」。
この作品のヒロイン・ウタが、2022年の年末にアニメ・漫画のキャラとしては初となる紅白出場を果たします。
ウタは、人気プロデューサーの中田ヤスタカ作曲の映画主題歌「新時代」を歌唱しました。
残響散歌 / Aimer(2022)
2022年の紅白が初出場となる、ハスキーでパワフルな歌声が魅力の女性シンガーがAimerです。
「鬼滅の刃 遊郭編」の主題歌「残響散歌」を披露します。
今年、Aimerは「チェンソーマン」のED主題歌「Deep down」など、話題作のアニソンを手掛けました。
喜劇 / 星野源(2022)
星野源はアーティストとしてだけでなく、文筆家や俳優としても活躍する2022年の紅白出場歌手です。
アニソンのイメージはあまりない彼ですが、2022年の4月には「SPY×FAMILY」のED「喜劇」を発表。
作品のテーマの「家族」やメインキャラをイメージしながら制作されたこの曲は、温かさの中に深みがある曲として話題となりました。
限界突破×サバイバー / 氷川きよし(2022)
氷川きよしは2019・2020年の紅白に引き続き、「限界突破×サバイバー」を披露。
23回連続で出場を続けている氷川ですが、年内での休養を発表しているため一旦今年がラスト紅白となりました。
紅白で歌われた歴代アニソン集【2016~2019】
近年はアニメブームが続き、アニソンの主題歌などに有名歌手が起用されることも増えましたよね。
それに伴い、紅白に「アニメ枠」として出場するアーティストも目立つようになり、子供たちはもちろんのこと、多くのアニメファンに喜ばれています。
ここからは、2016年〜2019年に紅白で歌われた歴代アニソンを紹介します。
前前前世 original ver. / RADWIMPS(2016)
2016年に大ヒットした映画「君の名は」の主題歌「前前前世」もアニソン枠として披露されています。
この曲でRADWIMPSは紅白初出場を果たしました。
当日は、監督の新海誠が紅白のためだけに制作したオリジナル映像が流れ、多くのファンを喜ばせたのです。
RAIN / SEKAI NO OWARI(2017)
2017年、4年連続の紅白出場を果たしたSEKAI NO OWARIが歌ったのは映画「メアリと魔女の花」の主題歌「RAIN」です。
当日は、魔法世界に足を踏み入れてしまったメアリが繰り広げるファンタジックな作品のイメージをそのままに、独特の世界観あるステージで会場を沸かせました。
渡月橋 〜君 想ふ〜 / 倉木麻衣(2017)
アニメ枠で倉木麻衣といえば「名探偵コナン」ですよね。
「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」としてギネスに認定されている倉木麻衣が歌ったのは映画、名探偵コナンの主題歌「渡月橋 〜君 想ふ〜」です。
パフォーマンス中にコナンのスペシャル映像が流れ、多くのファンが喜びました。
Red Swan / YOSHIKI feat. HYDE(2018)
アニメ「進撃の巨人」の第3期オープニングソングに起用されている「Red Swan」も2018年のアニメ枠として紅白出場を果たします。
この曲はX JAPANのYOSHIKIとL’Arc-en-CielのHYDEがコラボしたことでも話題となっており、紅白でも2人の共演が実現したことに注目が集まりました。
君のこころは輝いてるかい? / Aqours(2018)
アニメファンの間で人気の高いアニメ「ラブライブ!シャイン!!」の作品中に登場するユニット「Aqours(アクア)」が出演し歌唱したのが「君のこころは輝いてるかい?」です。
2015年の「μ’s」に続き、アニメ作品中のユニットが出場したことで多くのアニメファンが喜びました。
当日披露されたアニメ映像とよく合った振り付けも素晴らしかったです。
打上花火 / DAOKO(2018)
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌「打上花火」を歌唱したのはDAOKOです。
この曲は、アニソンとしてはもちろんのこと、米津玄師がプロデュースしたことでも話題になった1曲で、当日は和風の映像と合わせたステージがとても素敵でした。
ドラえもん / 星野源(2019)
5年連続の出場となった星野源は、NHKで放送されている音楽番組「おげんさんといっしょ」のおげんさんの格好で登場し、アニメ映画の主題歌「ドラえもん」を披露しました。
この曲は、2018年に「映画ドラえもん のび太の宝島」の主題歌として制作。
2019年にはテレビアニメの主題歌としても起用された、子供たちに人気のある1曲です。
映画ドラえもんの歴代主題歌24選!泣ける名曲やカラオケで盛り上がる曲をまとめて紹介
零 -ZERO- / 福山雅治(2019)
パシフィコ横浜のライブ会場から中継で出演した福山雅治は、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」の主題歌「零-ZERO-」を歌唱しました。
台本を読んで書き下ろしたというこの曲は、ラテン調のギターがかっこいい曲です。
当日はギター弾き語り形式で披露されたため、喜んだファンも多かったのではないでしょうか。
限界突破×サバイバー / 氷川きよし(2019)
2019年にアニメ枠として歌われたのが、演歌歌手 氷川きよしが歌うアニソン「ドラゴンボール超(スーパー)」の主題歌「限界突破×サバイバー」です。
ゆったりとした演歌の雰囲気を感じさせない、かっこいい1曲で、当日は金のドラゴンに乗ってロックなテイストを披露。
悟空の声優として知られている野沢雅子も応援に駆けつけたことでも話題となりました。
Blizzard / 三浦大知(2019)
長期に渡り人気を博しているアニメ「ドラゴンボール」シリーズからは、2019年に「ドラゴンボール超(スーパー)ブロリー」の主題歌になった三浦大知の「Blizzard」が歌われました。
熱量を感じられるかっこいいダンスナンバーで、当日のステージでは炎が上がる演出が、多くのファンを楽しませたのです。
天気の子 紅白スペシャル / RADWIMPS(2019)
2019年に大ヒットした映画「天気の子」の楽曲もアニメ枠として「天気の子 紅白スペシャル」企画で歌われました。
歌唱したのはロックバンドRADWIMPSで「グランドエスケープ」と「大丈夫」の2曲を披露し、映画の世界観を再現したのです。
女優の三浦透子とのコラボも話題となりました。
紅蓮華 / LiSA(2019)
今や社会現象にまで発展しているアニメ「鬼滅の刃」の主題歌、LiSAが歌う「紅蓮華(ぐれんげ)」も2019年の紅白で披露されました。
背景にアニメ映像が流れたこともあり、喜んだアニメファンも多かったのではないでしょうか。
LiSAのステージパフォーマンスがかっこよく、和風な衣装もとても素敵でした。
紅白で歌われた歴代アニソン集【2011~2015】
2009年の水樹奈々さんから始まったアニメ枠ですが、過去にはどんな曲が歌われてきたのか、気になりますよね。
一言で「アニソン」と言っても、
- アニメ主題歌
- 劇場版の主題歌
- 2.5次元俳優ソング
テレビアニメの主題歌など、認知度が高い曲が歌われる年もあれば、2.5次元俳優ソングのように少しコアな曲が歌われることもあるので、毎年盛り上がりを見せているのです。
それでは早速、紅白で歌われた歴代アニソンを見ていきましょう。
POP MASTER / 水樹奈々(2011)
2011年に歌われた「POP MASTER」は、アニメ作品で使われた曲ではありませんが、声優出身の水樹奈々が歌っているためアニメ枠にカウントして良いでしょう。
この年、タイアップなしの「POP MASTER」をアニメ枠として水樹奈々さんが歌ったことで、アニメ枠の中に「声優」というカテゴリーができました。
アニソンらしい爽やかな曲で、聞いているだけで元気がもらえますよ。
勇気100% / NYC(2011)
アニメ「忍たま乱太郎」の主題歌「勇気100%」も紅白のアニメ枠で歌われました。
アニメではお馴染みのこの曲、もとは1993年に光GENJIが歌ったものですが、2010年にNYCがデビュー曲としてカバーし、翌年2011年に紅白出場を果たしています。
大人から子供までみんなが知っているアニソンとして紅白のステージを盛り上げました。
Go to the top / 倖田來未(2012)
2012年に倖田來未が歌ったのが、アニメ「トータル・イクリプス」の主題歌「Go to the top」です。
深夜に放送されていたバトルアニメのため、子供向けではありませんが、パチスロやゲームが出たりと熱烈なファンも多く、紅白出場を喜んだアニメファンは多いでしょう。
エッジの効いたかっこいいサウンドが魅力の1曲です。
BRIGHT STREAM / 水樹奈々(2012)
アニメファンの間で反響が大きかった曲に2012年、水樹奈々が歌った「BRIGHT STREAM」があります。
アップテンポながら、少しセンチメンタルさを感じられるこの曲はアニメファンの間で人気の高い「魔法少女リリカルなのは」の主題歌です。
夢を信じて / 徳永英明(2013)
「ドラゴンクエスト」の初代エンディングテーマソングとして知られている徳永英明の「夢を信じて」。
1990年に発売されて以来、ファンに永く愛されてきた1曲で、2013年に紅白のアニメ枠として歌われました。
ドラクエというと、RPGゲームを連想する人も多いですが、それとは別に「勇者アルべ伝説」という作品があり、この曲はそのアニメのエンディングソングです。
革命デュアリズム / 水樹奈々×T.M.Revolution(2013)
2013年に紅白スペシャルコラボレーションとして歌われたのが水樹奈々×T.M.Revolutionの「革命デュアリズム」です。
当日のステージでは「Preserved Roses」を真っ白な衣装で歌ったあとに、ステージ上で早着替えを披露し、「革命デュアリズム」を真っ赤な衣装で歌ったことでも話題となりました。
この曲は、テレビアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」の主題歌として知られています。
紅蓮の弓矢 / Linked Horizon(2013)
2013年、話題になった人気アニメ作品「進撃の巨人」の主題歌「紅蓮の弓矢」で紅白出場を果たしたのがLinked Horizonです。
大人から子供までファンの多い作品なだけに、紅白出演が決まり喜んだ人も多かったのではないでしょうか。
紅白のステージでは、実際のアニメ映像を流しながら歌唱を披露しました。
Preserved Roses / 水樹奈々×T.M.Revolution(2013&2014)
水樹奈々×T.M.Revolutionのコラボレーションとして2013年と2014年、2年連続で歌われたのがテレビアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」の主題歌「Preserved Roses 」です。
エネルギッシュな1曲で、歌唱力のある2人のステージは見応えがありました。
禁断のレジスタンス / 水樹奈々(2014)
テレビアニメ「クロスアンジュ天使と竜の輪舞」の主題歌、「禁断のレジスタンス」は水樹奈々が作詞を手掛けており、アニメの中では声優としても参加しています。
紅白のステージではメドレー形式で披露され、Aメロの序盤のみのパフォーマンスとなりましたが、とてもかっこいいステージでした。
Let It Go / イディナ・メンゼル(2014)
大ヒット映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」もアニメ枠として出場しました。
英語版を担当した、イディナ・メンゼルが出演することでも話題となり、当日はニューヨークから中継で歌唱。
映画さながらの圧巻の演出と歌唱力で会場を沸かせました。
生まれてはじめて / 神田沙也加(2014)
同じく映画「アナと雪の女王」の挿入歌として人気になった神田沙也加の「生まれてはじめて」も2014年の紅白で歌われました。
イディナ・メンゼルの「Let It Go」と同じニューヨークのステージ上からの中継で放送され、映画から飛び出してきたような世界観に感動した人も多かったのではないでしょうか。
Let It Go 〜ありのままで〜 / May J.(2014)
2014年「アナと雪の女王企画」とは別枠で初出場を果たしたのがMay J.。
同じく映画「アナと雪の女王」の日本語版主題歌の「Let It Go 〜ありのままで〜 」を歌唱。
日本語版ということもあり、大人から子供まで一緒に歌える心温まるステージでした。
ゲラゲラポーのうた / キング・クリームソーダ(2014&2015)
子供たちに大人気のアニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌、キング・クリームソーダが歌う「ゲラゲラポーのうた」は2014年と2015年に2年連続で歌われました。
2014年には「嵐 meets 妖怪ウォッチ1 (ようかい体操第一)」という企画で登場し「ゲラゲラポーのうた」だけでなく、当時社会現象にもなった「ようかい体操」も披露されたのです。
オルフェンズの涙 / MISIA (2015)
大人から子供まで熱狂的なファンが多いことでも知られている「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主題歌「オルフェンズの涙」を熱唱したのがMISHAです。
ガンダムの主題歌が紅白で歌われたのは、この曲で3回目でガンダムファンに大変喜ばれました。
ミドルテンポで、大人な雰囲気を感じる曲です。
それは僕たちの奇跡 / μ’s(2015)
2015年には、テレビアニメ「ラブライブ」のオープニングテーマソング「それは僕たちの奇跡」がアニメ枠として出場。
歌唱したμ’s(ミューズ)はラブライブのアニメ内のユニットでありながら、紅白に出場するということで、当時アニメファンの間で注目が集まる出演でした。
当日は、アニメ動画とリンクしたステージングでファンを楽しませてくれましたよ。
アニソンは紅白でも熱い!今年も話題のアニメ作品を支える主題歌たちに注目
毎年、その年に話題となったアニメソングが「アニメ枠」として紅白で歌われています。
子供から大人まで楽しめるアニメ作品が取り上げられることもあれば、アニメファンにしかわからないような作品が取り上げられる年もあり、「今年はどんな曲が歌われるんだろう?」と注目が集まっているのです。
最近はアニソンを披露する出場歌手も増え、アニメファンを喜ばせています。
2023年も話題のアニソンが続々出演予定なので、ぜひ注目してくださいね。